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2016.03.11
京都「東寺」の五重塔は [耐震構造]

 

先週末から出張で関西へ

国宝!京都東寺の五重塔を訪れた。東寺さんのおひざ元に暮す友人から、丁度いま五重塔が半年に一度のご開帳なので是非拝観しましょう、とのお誘いを受けご一緒したのだ。 826年、弘法大師により創建が着手され、雷などによりなんと焼失すること四回に及んだそう。現在の姿は1644年の竣工で、高さ55m現存する古塔のうち最も高い「江戸時代前期の秀作」だ。四度の焼失を経ているが、地震で倒壊したという記録はないそうだ。

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[耐震構造] これは五重塔の塔身が各層ごとに、軸部・組物・軒を組上げそれを繰り返す積み上げ構造になっており、木材同士も切組みや釘打ち程度で、緊結されていない柔構造だからであり、地震のエネルギーは接合部で吸収され、上層へ伝わるにつれ弱くなるとともに上下の層が互い違いに振動するのだ。

[心柱] 多くの部材で組上げられた塔身は乾燥で収縮するが、独立した心柱はあまり収縮しない。そのためズレが生じ、それを直すために1692年に一尺五寸(約50㎝)程切り下げたため、須弥壇下の心柱の彩色が少しズレている。

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心柱を囲む四仏坐像は見事で、拝観できて本当にラッキーだった。

現代建築にも通ずる古えの秀作の腹中をのぞかせて頂き「感謝!」

 

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